最近、テレビで見かけなくなった時代劇。
寂しい事じゃ・・・。
「水戸黄門」とか「大岡越前」なんて良かったのー・・・。
付き物じゃったのは、居酒屋での場面。
いつもはけちけちしている長屋のはっつぁんが、博打で稼いだ小判を持ってニヤニヤ。
お店の奥にいるかよちゃんに大きな声で、
「おーい!酒、ジャンジャン持ってきてくれ!」
そして
「いつもの酒じゃねーぞ! 今日は灘の生一本だ!」
「灘の生一本」
最近では、酒屋さんの店頭には見かけなくなったのー。
「生一本」とは細かく言うとじゃな・・・
「米および米麹のみを原料とした、自醸酒であること。」
この条件に合った酒にしかつけてはいけない名前なんじゃよ。
紙パックとか、価格の安い清酒を大量に作っている大きなメーカーは、そのほとんどが桶買い。
つまり、自社で製造していない酒が多いために、「生一本」と言う名前がつけられないんじゃよ。
今宵は、小さな酒蔵ならではの「生一本」を、豪勢に試してみてはどうじゃな。
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