酒仙のおはなし 第二話

 

 

 

 

お待たせ、お待たせ・・・。

 

何のお話しじゃったかな?

 

 

おー、かみさんのお話じゃった。

 

「かみさん」と言えば、美味い酒のあてを造ってくれるかみさんは良い。

 

 

 

 

わしか?

 

酒呑む時には、あまり食わん。

 

食った方が良いのはわかっているが、酒呑むのに忙しくてな・・・。

 

 

 

バブルの頃は景気もよくて、豪勢な料理を飾って酒宴もよくあったもんじゃ。

 

酒も辛口が好まれて、新潟あたりの端麗な酒が、料理の邪魔をせんかった。

 

 

 

昔から、景気が良いと辛口が好まれ、

 

景気が悪いと、つまみの要らない甘口が好まれた・・・。

 

 

 

わしゃ、旨口が良いと思うがな。

 

甘くても辛くても、ようは旨けりゃいいんじゃよ!

 

 

 

昔、酒蔵を見学に、昔のお姉さん方がいらっしゃった。

 

いたずら気分で、利き酒をしてもらったが、ほとんどのお人が甘口と辛口を間違えたんじゃよ。

 

 

お姉さんたち、くやしがっとったわい。賞品をもらい損ねたからなー。ひっひっひ・・・

 

 

本当の話!

 

 

 

旨けりゃいいじゃろ。旨けりゃ!

 

・・・・・・・・・。

 

 

 

悪いが、ちょっとカワヤヘ・・・。

 

 

また、その辺を見て廻っていてくれ。すぐ戻るからな!