酒仙のおはなし 第九話

 

なんじゃか、最近ではインターネットの普及で

 

全国の酒を取り寄せられるそうじゃなー・・・。

 

今でも全国には、たくさんの酒蔵があって

 

品質を競い合い、愉しみなことじゃよ。

 

 

ん? わしゃ「高砂」一本やりじゃよ。もちろん!

 

 

今ではそれぞれのお蔵が、それぞれの特徴を出していろんな味わいのものがあるが

 

昔は、その土地の味付けにあった酒造りが、自然に行われてきた。

 

 

ここ石川県では、簡単に分けると、加賀と能登になるのー。

 

能登のご馳走は味付けが少し濃く、甘味もあるものが多かった。

 

加賀のご馳走は京文化の影響か、薄味で見た目が綺麗なものが多かったんじゃ。

 

 

だから、昔は能登の酒は濃醇で甘口が多く、

 

加賀の酒は淡麗で、軽い口当たりのものが多かった。

 

 

どちらの酒も、その土地のご馳走に合うように、自然となっていたんじゃなー・・・。

 

 

インターネットで全国の酒を買うのも便利じゃが、

 

酒はその土地へ行って、その土地の食べ物と合わせて食すのが

 

一番の贅沢じゃ!

 

 

皆さん!うまい酒と、うまい地のものを求めて

 

旅に出てはいかがかな?